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よくあるご質問:虫干しってやっぱりした方がいいですよね・・・?

今年の梅雨明けは、史上最速の京都でした。

そして酷暑の日々。

長かった夏も、ようやく終わりかなと感じさせてくれる気持ちの良い風が吹き始めました。

だんだんと、また着物を着てお出かけするのが楽しみな季節になりますね。

さて、今回は虫干しについてのお話です。

カビやシミ、虫くいなどのトラブルから着物を守るため、虫干しはとても大切なお手入れの一つです。

絹やウールなど、着物の素材の多くは動物性繊維なので、虫くいが発生しやすい特性を持っています。

虫が好むのは暖かく湿ったところ。

そこで、湿気の少ないカラっとした日に着物を陰干しし、湿気を飛ばしてあげます。

虫が付かないよう、防虫の意味から「虫干し」と呼ばれるようになったようです。

湿気はカビの原因にもなるので、しまいっぱなしはよくありません。

・梅雨明け後7~8月頃のいわゆる土用干し

・からっとした秋風が吹く10~11月頃

・冬の晴天が続く1~2月頃のいわゆる寒干し

が理想とされています。

年に2~3回の虫干しを推奨するとよく言われますが、実際のところなかなか難しいですよね・・・

そこで、上記のような空気が乾燥している日には、たんすの引き出しを開けておきましょう。

それだけでもたんすの中の空気が入れ替わります。

更にあと少し、できそう!という方は、たんすから出してたとう紙を開けてみましょう。

たとう紙の中の空気も入れ替わり、そして着物の状態を目で確認することができるのでまた一つ安心につながります。

ちなみに私個人といたしましては、上記の目安の月は気にせず、

からっとした気持ちの良い風が吹く晴天続きの日にはたんすを開けることにしています!

自分にできる時、できるスタイルで、なるべく負担にならないように

大切な着物たちとお付き合いして行けたらと思っております。

時間に追われる毎日ですが、久しぶりに着物を愛でるひと時、大切にしたいなと思います。

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